ウレタンコーティングとは
フロアコーティングの種類のひとつ、「ウレタンコーティング」についてご説明します。ウレタンコーティングはウレタン樹脂コーティング剤を用いたフロアコーティング商品で、水性と油性の方法に分かれており、業者によって提供している性質が異なります。耐久年数は3年から10年で、20年以上前から施工されている、フロアコーティングのオーソドックスな施工方法と言えます。ウレタンコーティングには、以下のメリット、デメリットがあります。
「ウレタンコーティングのメリット」
○目立ちすぎず、落ち着きを与えるツヤが特徴です。
ウレタンコーティングは温もりを感じさせるツヤが特徴で、派手すぎず明るすぎない厚みのある仕上がりが望めます。明るすぎる光沢度を望まない方にはお勧めのコーティング方法です。
○摩擦に強い特徴があります。
ウレタンコーティングは摩耗性が高く、家具の引きずり傷やスリッパのすり傷に強い特徴があります。
○高いUVカット効果が期待できます。
ウレタンコーティングは高いUVカット効果があるのが特徴で、高い日焼け防止効果が期待できます。
○安全性が高い特徴があります。
施工業者によっても異なりますが、ウレタンコーティングは安全性が高く、業者によっては改正建築基準法のホルムアルデヒド放散等級の最高ランクF☆☆☆☆を取得しています。
○施工料が比較的安価なメリットがあります。
ウレタンコーティングはシリコンコーティングやUVコーティングと比べ、施工料金が安価に済む特徴があります。
「ウレタンコーティングのデメリット」
○乾燥時間が長いデメリットがあります。
水性ウレタンコーティングは乾燥に多くの時間を必要とし、2~3日の日数がかかってしまいます。(油性ウレタンコーティングの場合は約1日)その期間中は入居することはできません。
○光沢度が低いデメリットがあります。
ウレタンコーティングはシリコンコーティングやUVコーティングと比較して、ツヤが少ないデメリットがあります。高い光沢度を希望する方には、不向きのフロアコーティング商品となります。
○完全硬化するまで時間がかかるデメリットがあります。
コーティングが完全に固まる(完全硬化)まで一ヶ月ほどかかってしまうため、その間は傷をつけないように注意する必要があります。